「退院したけれど、高次脳機能障害のリハビリはこれからどうしたらいい?」
脳卒中や脳外傷などによる高次脳機能障害は、 手足の麻痺のように外から見て分かりやすい症状ばかりではありません。
入院中には気づかなかった困りごとが、 自宅へ戻り、実際の生活が始まってから見えてくることもあります。
今回は、高次脳機能障害がある方の 退院後のリハビリについて考えていきます。
高次脳機能障害とは?
高次脳機能障害とは、脳卒中や脳外傷などによって脳が損傷し、 記憶、注意、行動、認知などにさまざまな変化が生じた状態です。
「高次脳機能障害」とひとことで言っても、 現れる症状や程度は一人ひとり異なります。
このほかにも失語症、半側空間無視、失行、失認など、 脳の損傷部位や状態によってさまざまな症状がみられることがあります。
退院してから初めて気づくことがあります
病院では比較的落ち着いて生活できていたのに、 自宅へ戻ると急に困ることが増える。
高次脳機能障害では、こうしたことが起こる場合があります。
病院と自宅では、求められることが大きく違うからです。
「予定を忘れてしまう」
「料理をすると途中で分からなくなる」
「外出すると周囲の情報が多くて混乱する」
「以前のように仕事を進められない」
「家族との会話ですれ違いが増えた」
病院では決められたスケジュールの中で生活し、 周囲のスタッフからサポートを受けることができます。
しかし自宅では、自分で考え、判断し、 複数のことを行わなければならない場面が増えていきます。
だから退院後もリハビリが重要です
高次脳機能障害のリハビリは、 机の上で問題を解いたり、記憶課題を行ったりすることだけではありません。
もちろん、そのような練習が必要な場合もあります。
しかし最終的に重要なのは、 実際の生活の中でできることを増やしていくことです。
- 一人で予定を管理する
- 買い物へ行く
- 料理をする
- 公共交通機関を利用する
- 家事を再開する
- 趣味を楽しむ
- 仕事へ復帰する
その人が実際にどんな生活を送りたいのかによって、 必要なリハビリも変わります。
「できないことを練習する」だけではありません
高次脳機能障害のリハビリでは、 できないことを繰り返し練習するだけではなく、 なぜ難しいのかを考えることが重要です。
たとえば「料理ができない」という一つの困りごとでも、 原因は同じとは限りません。
- 手順を覚えておくことが難しい
- 複数の作業へ注意を向けることが難しい
- 順序を組み立てることが難しい
- 必要な道具を見つけることが難しい
- 自分の間違いに気づきにくい
原因が違えば、必要なサポートや練習方法も変わります。
「なぜ料理が難しくなっているのか」を分析する。
これは高次脳機能障害のリハビリでも、とても大切な考え方です。
家族だけで抱え込まないことも大切です
高次脳機能障害は、身体の障害と比べて 周囲から分かりにくいことがあります。
そのため、 「やればできるのでは?」 「どうして何度言っても忘れるの?」 と家族が感じてしまうこともあります。
一方、ご本人自身も 「以前はできていたのに、なぜできないのか分からない」 という戸惑いを抱えている場合があります。
本人だけ、ご家族だけで解決しようとせず、 必要に応じて専門家や支援機関へ相談することも重要です。
訪問だから見える高次脳機能障害があります
高次脳機能障害の退院後リハビリと、 訪問という形は非常に相性が良い場合があります。
実際に生活している場所であれば、 普段使っているキッチン、玄関、部屋、生活用品などを使って その方の困りごとを確認できます。
また、ご家族から普段の生活について話を聞くこともできます。
「実際の生活でもできる」へ。
退院後だからこそ、 生活そのものを見ながら考えるリハビリが重要になります。
Plusimでは高次脳機能障害のリハビリにも対応しています
Plusimでは、脳卒中後の手足の麻痺や歩行障害だけでなく、 高次脳機能障害についてもリハビリの対象としています。
症状名だけでリハビリ内容を決めるのではなく、 「なぜ、その生活動作が難しくなっているのか」 を分析することから始めます。
そして、その方が実際の生活で実現したいことを目標に、 必要なリハビリや環境の工夫、ご家族へのアドバイスなどを一緒に考えていきます。
高次脳機能障害のリハビリ先を探している方へ
退院後、「身体のリハビリは受けられるけれど、 高次脳機能障害についてどこへ相談したらいいのか分からない」 という方もいらっしゃいます。
注意、記憶、遂行機能、半側空間無視などによる困りごとは、 実際の生活まで含めて考えることが大切です。
Plusimは、高次脳機能障害に対応している数少ない自費リハビリです。
CONSULTATION
退院後の高次脳機能障害について、ご相談ください
「自宅へ戻ってから困ることが増えた」
「高次脳機能障害のリハビリを続けたい」
「家族として、どう関わればいいのか相談したい」
ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も受け付けています。
現在の状況やお困りのことからお聞かせください。