本記事がオススメの人
「自費(保険外)のリハビリについて知りたい」
「公的保険(主に介護保険)のリハビリとの違いについて知りたい」
自費リハビリは約10年前に東京都で始まったまだ新しいサービスです。
なので自費リハビリについて知らない人も多く、聞いたことがある程度の人も多くはありません。
【自費 リハビリ】とインターネットで調べると「公的保険が使用できないリハビリ」と出てきます。保険が使えない分、自分で負担する額が高いため【自費リハビリ=高額】だけ目につきやすいと思います。
ですがこのような情報を自費リハビリの現場で働いていない人が出している場合は、自費リハビリの中身や病院との違いについて詳しく書かれていません。
全国各地に急増している自費リハビリについて、自費リハビリのパイオニアの理学療法士だからわかる情報を元に、
・保険適応のリハビリ、特に介護保険のリハビリとの違い
・プラシムのリハビリは他の自費リハビリとの違い
などなどご説明していきます。
公的保険のリハビリテーション
保険適応のリハビリテーション
リハビリテーション(以下、リハビリ)は病気や怪我をした後に行うこと全般を指していて、普段も使われる言葉として身近になっています。
理学療法士(Physical Therapist:PT)、作業療法士(Occupational Therapist:OT)、言語聴覚士(Speech Therapist:ST)が専門家としてリハビリを実施します。
医療保険でのリハビリは病院やクリニックで行い、医師による診断後に医師の指示によって行われることで医療保険が適応になります。
介護保険でのリハビリもかかりつけ医などの指示書をもとに行われることで介護保険が適応になります。
医療保険のリハビリで知っておいて欲しいポイント
◯ 1つ目の特徴:負担額
医療保険を使用すると、定められた割合の金額を負担すれば実施できる点です。
そのため保険料を支払っていれば、治療にかかったお金は全額支払わなくて良いため負担額は格段に安くなります。
◯ 2つ目の特徴:金額
疾患(病気)の種類によって金額が変わる点です。(図1)
下の図をご覧ください。脳血管疾患は脳梗塞や脳出血、運動器は骨折、廃用症候群は長期間寝ていたことで身体機能が落ちている状態を指します。
このようにリハビリが必要になった病気によって金額が大きく異なります。
診療報酬では、1点=10円で計算されるため、脳血管疾患では2,450円になります。これは1単位(20分)の金額のため40分リハビリを行なった場合は4,900円、60分では7,350円になります。
◯ 3つ目の特徴:期間
保険を使ってできるリハビリは期間が決まっています。
例えば脳卒中などの脳血管疾患では、脳卒中と診断された日から180日を超えると、医療保険を使用してのリハビリはほぼ行えなくなります。
医療保険でのリハビリの3つの特徴
1、負担額:保険を使用して一部負担でリハビリが受けられる
2、金額:病気によってリハビリの金額が変わる
3、期間:医療保険のリハビリはできる期間が決まっている
医療保険のリハビリの限界
3つの特徴からある問題点が浮かんできます。
それは「保険適応の期間を終えてもリハビリを続けたい場合はどうすれば良いのでしょうか?」
自費リハビリがなかった10年前は、【リハビリをもっとしたいのにできない】状態でした。
長期間リハビリが必要な脳卒中後遺症に悩まれている方にとっては、リハビリの選択肢がないことは大きな問題でした。
特に脳卒中の後遺症は、回復期の病院のリハビリだけでは満足のいく改善は難しく退院後もリハビリが必要な人が多くいます。
ですが自費リハビリが始まる前は、病院のようなマンツーマンでのリハビリができる【場】すらない状態で、退院後は介護保険で回数や内容が限られるリハビリを行うしか選択肢がありませんでした。
介護保険のリハビリテーション
介護認定を受けると使用できる介護保険ではリハビリや看護などのサービスが受けられます。
リハビリは主に介護老人保健施設やデイケア、訪問で実施され、ケアマネージアーが作成するケアプランに組み込まれます。
介護保険のリハビリで知っておいて欲しいポイント
◯ 1つ目の特徴:マンパワー
病院のリハビリと比べるとPTOTSTが圧倒的に足りておらず、マンパワー不足はリハビリの量の低下を招いています。
◯ 2つ目の特徴:点数不足
介護保険は点数制になっており介護度によって持ち点数が定められているため、使えるサービスに限界があります。
そのため本当はリハビリをやりたいのに看護や入浴などのサービスで点数を使い切ってしまい、ほとんどリハビリが出来ないことも少なくありません
◯ 3つ目の特徴:リハビリの目的
介護保険でのリハビリは医療保険のリハビリとは役割が異なります。
病院は退院するために必要な能力の獲得が目的ですが、一般的に介護保険で行われるリハビリは生活の維持・向上が目的となります。
このリハビリの目的の違いはリハビリの内容に反映されますので、「病院の時とは違う」と感じられる方も多いようです。
介護保険のリハビリのポイント
1 マンパワー:リハビリ病院を退院後、週に1〜2回、1回20〜40分しかリハビリできない
2 点数不足:介護保険の点数が足らずにそもそもリハビリが出来ないことも少なくない
3 役割と質:リハビリの目的が病院とは異なり、リハビリの内容も担当によって様々
自費のリハビリテーション
このように病院を退院後のリハビリには点数の制約やマンパワー不足などの課題があります。
この介護保険ではカバーできない部分を解決すべく始まったのが、自費リハビリです。
【もっとリハビリしたい】【維持ではなくもっと良くなりたい】希望に応えるためにリハビリができる場が自費リハビリです。
自費リハビリの施設は、理学療法士や作業療法士とマンツーマンでエクササイズできるジムのような施設をイメージするとわかりやすいと思います。
医療行為ではないためトレーニングジムと同じ立ち位置となり保険は適応されません。
そんな自費リハビリの特徴をメリット・デメリットの両方からご紹介します。
自費リハビリのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・期限や回数に制限が無い ・自由度が高い | ・負担額が高い ・施設によってリハビリの内容や質が違う |
自費リハビリは【自分や家族の希望を叶えるための場】とプラシムでは考えています。
自分の希望が介護保険のリハビリで叶えられるのか、それとも自費リハビリじゃないと叶えられないのかを見極めることが大切です。
最初にご紹介した通り自費リハビリは急増しています。
その結果、自費リハビリの施設によってリハビリの質に差があるのが現状です。
リハビリの質は療法士個人の技術や知識に大きく左右されるため、在籍している療法士がどんな人かがとても重要です。
理学療法士一人一人が確かな実績があり、リハビリが顧客一人一人の症状や希望に合わせてカスタマイズされた内容なのかがとても重要です。
どうしても値段に目がいきがちですが、リハビリはもともと医療なので技術量を最も大切にすることをお勧めします。
自費リハビリのご利用を考えている人は、検討中の店舗や施設のスタッフ一人一人の紹介があり、どのような実績や経歴を持っているのかを見ておくことが大切です。
プラシムのリハビリ
自費リハビリが始まった当初は、介護保険との併用を勧めていてそれは今でも変わりません。
ですが介護保険でのリハビリでは叶えられなかった目標が自費リハビリでなら叶えられた人を大勢見てきた今では、介護保険ではなく自費リハビリを受けた方が良い人がいると考えています。
特に【改善】を目指す人は自費リハビリを検討することをお勧めします。
自費リハビリで重要なのは、金額ではなく【実績】と【療法士の技術】です。
特に専門的な内容の施術を高いレベルで行える自費リハビリは数%と非常に少ないため、まずは実際に体験することをお勧めします。
プラシムは【症状別】に専門特化
各拠点の理学療法士の専門性で質の高い施術を
質にこだわる専門に特化した自費リハビリ
プラシムでは、各拠点さらには各理学療法士毎に実績に基づいて専門分野を設定しています。これはあくまで質にこだわったリハビリを提供するためで、適応となる方のみにリハビリを行うことで専門性に特化し質の高いリハビリの提供に自信を持っています。
神奈川では【右片麻痺・高次脳機能障害】を専門としています。主に失語症や右手や足のリハビリをご希望の方にご利用いただいております。
新潟では【歩行障害】を専門としています。歩行をはじめ立ち上がりなどの基本動作のリハビリをご希望の方にご利用いただいております。
プラシムには、認知神経リハビリテーションの発祥イタリアで研修を受けた療法士のみ在籍しており、学会での講師や全国のセミナーで講演するなどリハビリ業界でもその技術が認められています。本物のリハビリをぜひ1度体験してください。
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