『自費』の訪問リハビリのメリット・デメリット

現在自費リハビリ施設は、全国に200以上あり個人で訪問リハビリを行っているのを加えると、その倍以上はあると予想されます。

この記事では、保険と自費の訪問リハビリのメリット/デメリットをご紹介します。
日本でも最も自費の経験年数が長い私ならではの情報もお教えします。

あなたが高品質のリハビリを受けられる一助になれば幸いです。
それでは参ります。

『自費』のリハビリテーション

脳卒中を発症したり骨折をしたりすると、多くの場合でリハビリテーション(以下、リハビリ)を行います。病院で行うリハビリは医療保険を使用して行い、デイケアや訪問看護ステーションなどから派遣される訪問リハビリは介護保険を使用して行います。
日本医療でのリハビリは、この【保険】を使用して行われることがほとんどであり10年前までは、患者さんは選択肢がありませんでした。
ですが、この保険を使用したリハビリにはいくつかの課題があり、特に【リハビリ難民】と言われる、脳卒中の後遺症に悩みリハビリを受けることが出来ない人があふれている状況になってしまいました。その状況を解決すべく、新しい選択肢として出てきたのが【自費】で行うリハビリです。保険を使用して行うリハビリに+αで行いたい人たちにとっては、選択肢が増え非常に大きな出来事だったと思います。
選択肢が増えた時の注意点は、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で選択しないと「思っていたのと違う」などの問題が生じることです。本記事をご参考に選んでいただければと思います。

『保険』を使用した訪問リハビリのメリットデメリット

メリット

医療保険や介護保険を使用しているため、負担額が安く済む(20分で1割負担額334円)
ケアマネージャーがスケジュールなどのプランを組んで実施できるため安心
看護師と連携して行えるため体調の変化に対応しやすい

デメリット

週の利用回数や1回のリハビリの時間に限りがある(最大で1回20分、週6回まで)
リハビリ以外のサービス(訪問看護やヘルパー)を使用していると点数が足らず、リハビリができないことがある
疾患に詳しくない療法士が担当になってしまうことがある

保険を使用した訪問リハビリは、安心と低価格が大きなメリットです。一方で、機能や能力を【維持】することが目的となることが多いです。もちろんすべてではありませんが、自分の担当の人はどうなんだろう…となりたくはありません。また訪問リハビリの使用頻度や回数に制限があり、人によっては利用できないこともあります。このデメリットが、【リハビリ難民】と呼ばれる人たちを作り出した大きな要因です。

【自費】の訪問リハビリのメリットデメリット

メリット

利用頻度や時間に制限がなくやりたいだけできる
維持ではなく改善を目標にリハビリを実施
脳卒中をはじめとした疾患に詳しい療法士が担当になる

デメリット

自費で行うため保険と比べると高い
専門性が高いため対象疾患が少ない場合がある(脳卒中の後遺症専門など)
理学療法士や作業療法士の資格保有者以外の人が訪問をしているケースもある

自費の訪問リハビリは保険では不足している部分を補っているイメージです。「旅行にいけるようになりたい」「料理が出来るようになりたい」の思いから、リハビリの頻度や時間を増やしたい時に金額を考慮しつつ選択肢として知っておくことが大切です。
その時に注意したいのが、「自分のご病気や症状に対応してくれるのか」と「理学療法士や作業療法士が来てくれるのか」の2点です。HPなどでしっかりと確認をしてから申し込むことが大切です。

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