横浜市の人口は300万を超えており、日本全国で見てもマンモスタウンです。自然と高齢者の人口も多く、訪問介護や訪問リハビリの数も日本の中では有数の多さとなっています。
本記事では、横浜市の人口や年齢分布と介護サービスの現状に加えて、自費リハビリの充足状況についてまとめています。
横浜市の人口分布と介護事業の現状
まずはこちらをご覧ください。375万人の横浜市の人口を年齢別に表にしました。比較資料としてグラフでは日本の人口分布を載せてあります。

表1 令和4年9月時点の横浜市の人口年齢分布(横浜市HPを参照し作成)

図1 令和4年9月時点の横浜市の人口年齢分布(横浜市HPを参照し作成)

図2 令和3年の日本の人口年齢分布(e-Statを参照し作成)
ご覧の通り、%で見ると横浜市は全年齢万遍なく住んでおり、高齢者の割合が多い市ではなく日本全体と比べてもほぼ同じ割合になっています。一方人数で見ると60歳以上が110万人を超えており、非常に多くなっています。70歳以上でも70万人を超えています。
次に、介護事業所の数を見ていきます。

表2 令和2年4月1日時点の介護事業所数(厚生労働省・横浜市HPを参照し作成)
こちらでは、神奈川県全体で通所リハビリの数が少ない印象を受けます。まだまだ訪問看護と比べると訪問リハビリの数は少なく見えますが、理学療法士や作業療法士の数が看護師と比べて少ないため、妥当な数かもしれません。横浜市の介護保険の被保険者数が134万人弱なのを考えると、訪問リハビリや通所リハビリが全く足りていないのがわかるかと思います。
また訪問リハビリに限ると、1回20分、週6回までと制限がありリハビリをする側からすれば、リハビリができていない人に加えてもっとリハビリがしたい人がたくさんいると想像できます。ですが、自費リハビリは、病院やクリニックが行っているのがほとんどでマンパワー不足は否めず、リハビリをやりたい人には届いていません。
いかがでしたでしょうか?100万人以上が介護保険を使用している横浜市ですが、まだまだリハビリのサービスが不足しています。また介護保険や医療保険で行うリハビリには回数や頻度などに制限があり、満足のいく量や質行うことが難しい問題を抱えています。自費リハビリも同様に質の問題を抱えているため、リハビリの場を探している人はこちらの記事を参考に探してみてください。