保険外リハビリと保険でのリハビリは両方ともリハビリテーションですが、実はその内容は大きく異なっています。近年保険外リハビリが急増してきていますが病院や介護保険でのリハビリと同じ内容を提供しているところが多く見られます。
入院中は効果が見られたリハビリが退院後も効果が見られるとは限りません。もちろん介護保険でのリハビリで行っている内容を保険外で行うのは役割が明確になりません。
では保険外リハビリではどのようなリハビリを提供するべきなのでしょうか?10年以上、500名を越える方のリハビリを保険外でおこなってきた理学療法士がお答えします。

保険外リハビリで大切な3つの視点

1
期限がないからこそ目標を明確にする

漠然とした目標ではなく明確な目標を立てることが大切

2
改善に特化するためには同じ内容ではダメ

病院のリハビリと同じ内容を行っても保険外では改善しない

3
頻度と同じくらい継続が重要

週2回よりも6ヶ月無理なく継続した方がメリットが多い

期限がないからこそ目標を明確にする

保険外リハビリには期限や回数に制限がありません。そのため何となく継続してしまうケースも少なくなく改善しているのかどうかがはっきりしないこともあります。
保険外リハビリでは【〇〇が出来るようになる】のように明確な目標を立てることがとても大切です。病院では自宅に帰る、1人でトイレに行くのような目標を立てることが多いですが保険外リハビリでは例えば【杖を使わずに自宅から10分の駅まで歩く】のように目標を立てることが大切です。
Plusimでは保険外だからこそ目標に対しての進捗を大切にし、ご利用者様のニーズに合わせた施術を提供しています。

改善に特化するためには同じ内容ではダメ

保険外リハビリで最も重要なのは【改善】です。維持ではなく改善を目指す人が保険外リハビリをご利用されています。もちろんメンテナンスや現在の生活レベルの維持を目標にされる方もいますが、プラシムが考える保険外リハビリの役割はあくまで【+αの改善で今よりもより良い生活を目指す】ことです。
そこで重要なのはリハビリの質と内容です。質はその言葉の通り、高品質で専門性の高い施術を提供する重要性を指しています。触り方動かし方1つとっても療法士の技術差は改善効果に如実に現れます。
もう1つがリハビリの内容です。ここで言うリハビリの内容は脳血管疾患に特化した内容という意味ではありません。「数ヶ月間病院で行ってきたリハビリ」や「数年間介護保険で行ってきたリハビリ」と同じ内容を行うのでは不十分であることを指しています。つまり「今まで受けたことのない新しいリハビリ」を保険外では提供する必要があります。
これは「発症から時間が経つと自然回復は望めず(運動)学習による改善が重要」だからです。学習効果を高めるためには新規性の高い内容、つまりやったことのないリハビリの方が学習効果が高いことが研究からわかっています。やったことのある、慣れている内容だと学習効果が低いのは生活でも実感したことがあると思います。
そこでプラシムでは【原因追求型アプローチ】を軸に感覚を通した運動学習など保険外リハビリだからこそ必要なリハビリを実施しています。

頻度と同じくらい継続が重要

保険外リハビリでは週2回以上を推奨しているケースが多いですが、頻度よりも重要なのは継続です。こちらのグラフをご覧ください。

頻度・時間・期間

改善にはある程度の頻度はもちろん必要です。ですが高頻度で短期間のリハビリでは効果がもとに戻りやすい傾向にあります。これは10年以上の保険外リハビリから多く経験しています。
一方で無理のない範囲で週1回程度のリハビリを半年から1年継続した場合、改善効果はもとより効果がもとに戻ってしまうケースが少なくなってきます。つまり保険外リハビリでは頻度よりも継続することが重要で無理のない範囲で自主トレーニングを活用してリハビリすることをお勧めします。

Plusimは神奈川、東京、千葉、茨城、新潟を対象とした保険外の訪問リハビリを行っています。内容にこだわり高い専門性を有する理学療法士が在籍しており多くの改善事例を経験しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。