理学療法士の唐沢です!

理学療法士17年になりました!自費リハビリを日本全国に広げて10年以上。なんでも気軽にご相談ください。

線維筋痛症が診断名となって35年が経ちますが、その原因はまだ定かではありません。

効果的な治療が少しずつ報告されてきていますがリハビリテーションは有効なのでしょうか?

運動が線維筋痛症の症状緩和に効果的である研究報告は増えてきていて、エルゴメーターなどの有酸素運動の有効性が報告されています。

一方で線維筋痛症の原因は様々なことが考えられるため運動だけでは改善しない人も大勢いらっしゃいます。

では運動で改善しない場合はリハビリではできることはないのでしょうか?

実はそんなことはありません!

そこで本記事では線維筋痛症・慢性痛学会学術集会で医師向けに講演した理学療法士が、慢性痛のリハビリテーションを参考に実際のリハビリの経験を踏まえリハビリについてご紹介します。

こんな人にオススメの記事です

・薬に頼りたくないので出来れば薬以外で良くなる方法が知りたい
・運動するのが怖い、辛いので運動以外のリハビリを詳しく知りたい

痛みは「経験」

はじめに線維筋痛症の主症状の「痛み」とは何か?を整理していきます!

まずは痛みの定義をご覧ください。

痛みの定義

組織損傷が実際に起こった時、あるいは起こりそうな時に付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験(国際疼痛学会 IASP, 2020)

痛みは単なる感覚ではなく情動(快・不快)が働く複雑な経験だと説明しています。

例えば膝を擦りむいた時、料理をしていて指を切った時、小指を角にぶつけた時…痛い!と感じた時には「辛い」「悲しい」などの負の情動が働きます。

痛みが長い期間体にあり続けると常に気持ちは落ち込みさらに痛みを長引かせます。

したがって線維筋痛症をはじめとする慢性的な痛みのリハビリでは、心理面へのアプローチも重要になります。

また痛みは当然感覚であるため、感覚面へのアプローチも有効になってきます。

これらのリハビリのポイントは、当事者が身体以外にも痛みの原因があることを知ることです。

運動するではダメ?

では実際にどんなリハビリがあるのでしょうか?

感覚を手がかりに

1つは【感覚】を手掛かりにした方法で感覚を意識しながら運動を行います。

例えば仰向けで寝て両膝を立てて、両方の足を左右へゆっくりと倒していきます。

このときに、
・左右で倒しやすさに差はないか
・腰が浮いてくる方はないか
・腰が回っている感じがするか
このように感覚に意識をしながら動くことで今まで気付けなかったことに気付けるようになります。

ただ運動するのではなく、どの関節をどれくらい動かすかを感じるだけでも脳の働きが大きく変わり、痛みの変化を感じる人もいます

つまり痛み以外の感覚を脳が処理することで脳の働きを変化させていくことが重要になります。

ポイント

感覚を意識したリハビリで重要なのは、痛みがない部位から始めることです。

痛みがある部位では、どうしても痛みが邪魔してうまく知覚することが出来ません。

そのため動く=痛い】の構造が出来上がってしまい動くことに消極的になってきてしまいます

まずは、痛みのない体の感覚を意識することから始めていくことが大切です。

痛みが長期化している人は、自分が思っている以上に知覚が難しくなっているので、積極的に行っていきたいリハビリです。

リハビリが注意が必要な場合

線維筋痛症の方で運動を伴うリハビリを行わない方がいい場合があります。

禁忌とまではいきませんが慎重に行なった方がいい場合と捉えてください。

◯ 運動をすると翌日発熱する

日々調子が大きく変化する線維筋痛症では、調子が良い日に外出や運動をする人が多いです。

すると翌日体調が悪くなり発熱してしまう方が少なくありません。

このような場合、【運動すると調子が悪くなる】経験から運動があまり有効ではなくなってしまっています。

そのため自主トレや運動メインのリハビリではあまり効果が見られず体調に影響も及ぼしてしまうため、理学療法士など専門家と一緒に始める必要があります。

◯ 長い間運動をしていない

線維筋痛症の方は体の変化に敏感です。

新しいことを始めると体に変調を感じてしまい日常生活に影響を及ぼすこともあります。

そのためいきなり運動を始めることはお勧めしません。

今の自分のお体に適切な運動を適切な負荷量で始めることが大切です。

基本は運動をすること

痛みを意識したリハビリと運動を併用して行うことが大切ですが、痛いと動きたくない…誰しもそう思います。

近年では痛みがあるからこそ運動した方が良いとされています。

循環の改善や精神面の賦活、脳のアップデートなど運動することで様々な効果が人には見られることが分かっています。

ですが痛みを我慢しながら運動をしても楽しくないですし、いくら体に良いと言われても気は進みません。

そこで理学療法士の登場です。

今の体・痛みの状態を詳細に評価をした上で、必要な運動、気楽に出来る運動を指導します。

また同時並行で運動が出来る体にするための準備をリハビリで行なっていきます。

お気軽にご相談ください

自費の訪問リハビリプラシムでは、痛みがなかなか良くならない、外出するのがおっくうなどの慢性痛にお悩みの方の相談をお受けしております。

訪問リハビリも個別で対応いたしますので、体調が安定しない線維筋痛症の方は痛みがある時こそ療法士に診てもらうことも大切です。

まずはお気軽にご相談ください。

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