『手』のリハビリは集中が大切
脳卒中後の症状では、感じない【感覚障害】よりも動かない【運動障害】の方が訴える方が多いです。もちろん感じにくいことを訴える方もいらっしゃいますが、感覚障害と運動障害両方がある場合には動きにくさの方が自覚しやすい様です。
そのためリハビリでも、感覚障害よりも運動障害に対して介入することが多くなってきて、プログラムや方法も【動かすこと】を目的としたものがメインになってきます。ですが手の改善においては、動かしにくさに感じにくさが影響していることも多く、単純に動かす練習をするだけでは難しいケースも少なくありません。
手の行為においては、細かい作業もありしっかり目で見ながら行ったり、手の感覚を頼りに行ったりと感覚が重要になってきます。またつまむ、握るなどの力加減の微調整を感覚を頼りに行っているため、感覚障害があると柔らかいものを優しく持ったりするのが難しくなります。
ここまでの手の行為をスムーズに行うためには、書いてきた通り感覚をしっかりと感じる必要があります。そのためには、手に集中する能力が必要でリハビリ中も手に集中してプログラムを遂行していくことが大切です。
感覚が改善すると運動も改善する
ここまでは手を中心に書いてきましたが、足や体幹においても感覚は非常に重要です。
例えば【立位バランス】では、足の裏の感覚がどれくらい分かっているかによって、バランス能力が大きく変わります。足の裏では以下がわかることが重要です。
1.足の裏全体が着いているのがわかるか
2.足の裏のどこに体重がのっているか(圧がかかっているか)
3.両足の裏の体重の量を比較できるか
立っていてふらついたり安定しない方は、この3つを確認してみてください。感覚面が改善すると、体重を移動する運動面が改善する経験をできると思います。
この様に運動をよくしたいために運動をしてリハビリをする以外にも、感覚面が運動に影響を及ぼしていることもたくさんあります。
Plusimでは、今までやったことのないリハビリを受けることができます。ぜひ1度経験してみてください。
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