【リハビリは量が大切!】とよく耳にしませんか?
大腿骨の骨折や脳卒中でリハビリ病院に入院していると毎日2時間以上のリハビリを行いますが、退院した後も継続して毎日2時間以上リハビリするのは難しいです。
それでは【もっと良くなりたい!】【まだまだこれから!】と思った時に疑問に感じるのは「良くなるためには毎日しないといけないのか?」という点です。
そこで本記事では、リハビリ病院退院後のリハビリの量について、保険外リハビリのスペシャリストの理学療法士がご説明します!
そもそも量が大切なのはなぜ?
学習の観点から
リハビリは【痛みを取る】【動きを良くする】ことは手段の1つで、生活や仕事などの動作の改善が目的です。痛みをとる、動きを良くして終わりがリハビリではないことはとても重要です。
痛みをとっても痛みが出る生活や動きをしていては必ずまた痛くなりますし、関節の動きが良くなっても動作が改善しなければ意味ありません。
このようにリハビリでは動作の改善が大切なのですが、動作の改善には【運動学習】が重要です。
運動学習は覚えるとは違い、最初は考えながら行い最終的には無意識で出来るようになることを目指します。
この時、反復して行う時期があり【正しい動きを繰り返す】必要がありリハビリを毎日行えば正しい動きを繰り返す量が増え、動作の改善に繋がります。
体の観点から
体のコンディションを整える意味でもリハビリの量が必要な場合もあります。
硬くなりやすい、痛みが出やすいなど体に特徴がある場合は頻繁にリハビリによってコンディショニングすることが大切です。
やっぱり毎日が一番良い?
みんなが毎日リハビリすることが良いかというとそうではありません。今まで1,000名以上の脳卒中患者のリハビリを行ってきましたが、毎日よりも週2回、もっと言えば週1回の方が改善効果が高い方もいらっしゃいました。
その人の疾患や症状に加えて、体力、生活環境など様々な要因が改善に影響を及ぼすのが保険外でのリハビリです。そのことを理解している理学療法士は本当に極わずかです。
あなたにあったリハビリを一緒に探してみませんか?