左片麻痺と右片麻痺の違い
脳梗塞や脳出血では、【右中大脳動脈の梗塞】【左視床出血】など右と左の病気があります。
これは、脳が左右に分かれていることによるものですが、左右どちらを病気したことでどんな違いがあるのでしょうか。
まずはこちらをご覧ください。
こちらは左右の脳がどんな機能を持っているのか、またそれぞれが病気で損傷した際にどんな症状が出るのかをまとめた図になります。
専門用語が多いため、一見わかりにくいのですが、一般的に【左の脳は言語機能、右の脳は空間認知機能】をそれぞれ役割として持っていると言われています。
そのことが影響して右片麻痺では失語症が見られ、左片麻痺では半側空間無視が見られます。
ですが実はそれだけではありません。左と右ではもっといろいろな特徴が現れます。
左片麻痺は注意障害みられやすい
注意障害とは、何かに集中しにくい状態です。
特に左片麻痺では、次の症状がみられやすいです。
1.音に敏感で音が鳴った方を見てしまう
2.キョロキョロしている
3.自分の体に集中するのが苦手
特に、自分の体に集中するのが苦手はリハビリにおいては非常に重要で、感覚障害や改善に必要な運動学習に影響します。
リハビリでは、環境をしっかりと設定した上で行い、運動だけではなく集中力を高める練習が必要になります。
右片麻痺は言語と行為
失語症はご存知の方は多いと思いますが、「失行症」を聞いたことがある方は少ないと思います。
失語症も失行症も左側の脳を損傷することで現れる高次脳機能障害ですが、日常生活に大きな影響を及ぼします。
失行症には次のような症状があります。
1.道具の使い方がわからない・間違えてしまう
2.細かい手の動きが苦手・ぎこちない
3.リハビリ病院を退院時にはできたことが徐々にやりにくくなる
これらは一部ですが、右片麻痺でこれらが見られた場合にはまず、失行症の検査を行う必要があります。
ですが、失行症を専門にしている理学療法士は非常に少なく、退院後のリハビリで専門的なリハビリはまず受けることが出来ません。
そのためプラシム神奈川では、右片麻痺を専門に失行症をはじめとする高次脳機能障害を専門とした理学療法士がご自宅でリハビリを提供しています。
右片麻痺には右片麻痺専門のリハビリが必要
脳卒中を専門としているリハビリ施設は近年増加傾向にありますが、さらに専門性を高めた右片麻痺専門のリハビリはプラシム神奈川が日本初です。
ご自分の症状に合ったリハビリをすることが、改善への近道です。
お問い合わせ
プラシム 総合お問い合わせ窓口