
理学療法士の唐沢です!
理学療法士17年になりました。自費リハビリも10年以上行なっています!なんでも気軽にお問い合わせください。
脳卒中のリハビリで後遺症が改善する理由を知っていることはとても大切です。
自分の悩みは解決するのか、そもそも自分はまだ良くなるのか。
特に病院を退院した後も改善したい!と思いリハビリを行う人は正しい知識を持って取り組んでください。
時期別の回復
脳卒中を発症してからどれくらい時間が経過したかによって回復の理由が違います。
以下をご覧ください。
(右にスクロールしてください)
| 経過時間 | 変化の例 | 改善の要因 |
|---|---|---|
| 発症〜1ヶ月 (急性期病院) | ・浮腫の軽減、炎症の沈静化 ・身体が動くようになる | 自然回復 回復速度が最も速い |
| 1ヶ月〜3ヶ月 | ・神経機能の再編成(神経可塑性)が活発 ・筋力・随意運動・感覚の改善が目立つ ・歩行や上肢機能が大きく変わりやすい | 自然回復のピーク |
| 3ヶ月〜6ヶ月 | ・自然回復は徐々に減速 ・ただし適切なリハビリがあれば、機能改善はまだ十分可能 | 自然回復 リハビリ |
| 6ヶ月以降 | ・自然回復の影響はかなり小さくなる ・一方で、神経可塑性自体は生涯にわたり存在 | リハビリ(学習) |
後遺症の改善には『自然回復』が大きく関わっていのがわかります。
次にこちらをご覧ください。

発症から時間が経過すると回復の度合いが徐々に緩やかになっていきます。
これは6ヶ月前後でピークになり俗に言う『6ヶ月の壁』です。
6ヶ月経つともう良くならない?
6ヶ月の壁はいくつもの論文で異議が唱えられています。
ですが改善の速度が遅くなるのは事実で、『自然回復による改善』が終了したことを意味します。
ここで大切なのは『自然に改善する時期が終わっただけで、変化しないわけではない』ことです。
このような環境の変化に加えて自然回復が止まってしまうことでリハビリの目的が「改善から維持」へと変わっていきます。このリハビリの変化は改善を目指している人には満足できない状況となってしまい【リハビリ難民】を作り出してしまっています。さらに40歳未満の人は介護保険の適応ですらなく、回復期病院を退院したあとはリハビリを行う場自体がなくなってしまいます。
では回復期病院を退院した後の生活期では、改善は望めないのでしょうか…?
保険によるリハビリのまとめ
| 1日のリハビリ | 頻度 | |
|---|---|---|
| 回復期病院での リハビリ | 60分/1回を1日3回 | 毎日 |
| 退院後の介護保険での リハビリ | 20〜40分 | 1〜2回/週 |
【自然回復】から【自ら学習し改善】するリハビリへ
プラトーの段階になると、何もしなければ変化が見られなくなりますし時には動きが悪くなることもすくなくありません。改善したい場合はリハビリを行う必要があります。急性期や回復期の時のような大きな変化ではなく、少しずつ確実にお体に変化が見られ生活が変わっていきます。
生活期でのリハビリで大切なのは当事者自身が【学習していく】ことです。自然回復ではなく動き方や感じ方を学習していくことで改善に向かっていきます。では、もっと安定して歩きたい時のリハビリを例に説明していきます。
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今の自分の歩きを詳しく知る
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安定するために必要なことをリハビリで感覚を通して学習する
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自主トレで反復して定着させる
マッサージや体を動かしてもらうような【〜してもらう】受け身のリハビリではなく、自分で考えて動く【〜する】能動的なリハビリであることが大切です。それに加えて、リハビリの時間が少ないことを補うために適切な自主トレーニングを行うことが重要です。この2つのポイントを押さえれば、生活に変化がみられ目標に1歩ずつ近づいていきます。
ですが介護保険のリハビリだけでは圧倒的に量が足りません。また専門性も不足しています。「もっとやりたい!」「専門的なリハビリを受けたい!」と思っても出来る場所が今までありませんでした。
そこで!
保険外リハビリの登場です。

プラシムのリハビリには、退院後のリハビリを自費で行ってきたノウハウが含まれています。改善を目標に真剣に取り組むリハビリをぜひ1度お受けください。



